ラグビー近鉄ライナーズ・今日も三洋を追い詰めた！価値ある勝ち点1！！

２週連続の雨。　先週、関西ダービーで２２年ぶりに神戸製鋼から勝利した近鉄の力が本物であるかどうか。　今日の雨の中で試される。　相手は目下リーグ戦全勝の三洋。　トップリーグでは過去全く歯が立っていない（昨年は８－４１で惨敗）。　
定刻から５分遅れてキックオフ。　第一試合では横殴りだった雨は風は止んだものの強く降り続いている。　このため、両チームとのパス攻撃ではボールが手につかない場面があったものの、ハイパントやグラウンダ－のキックに対して、両チームのバックス陣とも正確にキャッチした。　この集中力がゲームの緊張感を高め、近鉄のキックを封印した連続攻撃、三洋のきちんと整備されたディフェンスががっぷり四つに組んで前半を終えた。　前半は０－０。両チームともＰＧ以外の得点機は見られない（近鉄の惜しいチャージシーンはあったが・・）
後半はこの極度の緊張感との戦いでもあった。　どうしても集中力が切れる時間帯が出るはず。　そこで失点したほうが負ける。　まずそのエアポケットに落ちたのが近鉄。　三洋のハイパントをバウンドさせてしまう。　ただ、ボールは逆方向に跳ね近鉄選手の手の中。　ホッとしたのもつかの間、その近鉄選手が三洋のキックをチャージして前へ出ていたウイングの選手にパスしてしまう。　そのままゴールラインまで走られ被トライ。　まさにオウンゴール。　さらにその直後、やはりキックミスから攻め込まれ三洋の巨漢外国人選手の個人技（パワー）にトライを許す。　ゴールも決まってこの時点で０－１２。　
「やっぱり三洋相手では通用したのはここまでか？」と大敗を覚悟したが、今日の近鉄はここから集中力を立て直した。　前半以上に自陣からも積極的に攻め込む。　さすがに三洋のディフェンスは厳しく簡単にラインの裏に出ることはできないが、フェーズを重ねるごとに三洋のペナルティーを誘発し、決して易しい位置ではなかったが、近鉄・高選手のキックはポイントを重ね、残り１０分で１２－９まで点差を縮めた。
ここまでくれば、近鉄ペース。　逆転トライを目指して激しく攻め込むが、やはり三洋のディフェンスラインを崩しきるまでにはいたらない。　ノックオンやターンオーバーで陣地を押し返されてしまう。　最後は前節の試合でファンタスティックなトライを決めた近鉄重光が三洋選手にボールを押さえ込まれ痛恨のノットリリース。　そのままノーサイド。
確かに最後まで三洋を追い詰め逆転トライ、いや最低同点ＰＧくらいまでは取りたかったが、昨年までの力の差を考えると３点差の勝ち点１は上出来。　後で調べてみると、今年の三洋に一番僅少差での敗戦である。　これは近鉄の力が本物である証だ。
後半開始後１０分以内という最も注意しなければいけない時間帯での失点だけで、あとはむしろ近鉄の方が押し気味にゲームを進めていた。　なるべくキックを使わず自陣からも積極的に仕掛けて勢いをつけていくゲームプランは見ているファンをワクワクさせてくれた。
「勝てていたゲーム」という人もいるだろうが、まだまだ三洋との地力の差は明白。　にもかかわらず、ここまで三洋を追い詰めたのは「見事」の一言。　前節の神戸製鋼からの勝利が決してフロックでないこと、そして今後のリーグ戦の「台風の目」になることを他チームにはっきりと宣言した。
時節はようやく晴天の元で試合ができそうだ。　相手は今日強豪トヨタを破って意気上がるＮＴＴコミュニケーションズだが、近鉄はこの２試合でつかんだ自信と明確になったゲームプランで臨めば、決して恐れることは無い。　むしろ、今期３勝目と勝ち点５を獲得する可能性は高い。　けが人が増えたことがちょっと気になるが、総力戦でＮＴＴを粉砕してほしい。　イケイケ近鉄！　ゴーゴー近鉄！！ガンバレガンバレ近鉄！！！
（ＰＳ：今日から花園ラグビー場で新発売された「花園ドック」と「フランカーポテト」と食べてみました。　「ドック」のほうは平均点並みというところでしたが、「ポテト」はフリカケのパウダーがかなり刺激的でポテトとの相性抜群。　パウダーは５種類あるということなので、次節以降食べ比べてみることにします（今日は統悦味のパウダー）。）

 

※10月2日の撮影。今年も村中のあぜ道に彼岸花が満開になった「大阪府千早赤阪村」！！

「クモのアーティスト！！」  

「深紅の競演！！」                                         

「お気に入りの枝！！」