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桂雀松師の「けんげしゃ茶屋」は秀逸(12/18 雀松向上委員会にて)!! [D300]

先週の金曜日は帰宅途中に桂雀松師の独演会。 好きな落語家の独演会が帰り道の難波で行われることの喜びを改めてかみしめました。 師の独演会は冒頭にいきなり師自ら「ほのぼのフリートーク」で座を暖め、その後に前座・師・ゲスト・師が休憩なしで4題(基本的には古典落語)を続けて語る構成です。
季節がら年末からお正月のネタが披露されました。雀松師の初めの出し物は「餅つき」。師が得意とする夫婦モノ。毎度、ヨメさんの描写はお見事なのですが、この噺ではお調子者のダンナが鋭く可笑しい。 長屋の年越し風景が目の前に見えるようでした。
そして、トリネタは「けんげしゃ茶屋」。「けんげしゃ」とは縁起担ぎ・御幣担ぎのこと。 縁起を気にする家族が経営するお茶屋になじみの大家のご主人が訪ねてくるのですが、この旦那が「縁起の悪い」ことばかり言ったりしたりというお話。 結構多い登場人物とあわただしい大みそかから一気にのんびりとした元旦へ転換して噺をつなぐところなど、描き分けが大変に難しいネタだと思うのですが、雀松師は非常にスムーズに情景を描写し、ドラマを展開させました。私はこの噺を師の大師匠である米朝師のCDで聞いたことはあったのですが、大師匠譲りの緻密な語りだったと思います。
というわけで、この時期にはやはり古典落語で古き良き日本の年末・年越し・お正月を思い出すのもいいですね。 わが家の年末年始も今度はちょっと古風に演出してみましょうか?!!

 

 

※11月23日の撮影。雨上がりの錦秋大阪府河内長野市「天野山金剛寺」!!

「赤い欄干!!」  011.jpg

「あったまる屋根!!」                                          010.jpg

「川面!!」    012.jpg


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